BIGは5周年を迎えることができました
いつもBIGに暖かいご声援を賜り、本当にありがとうございます。
2017年4月1日にBIGを立ち上げ、5周年を迎えることができました。
これも多くの方のご支援、ご声援、何よりもBIGでのトレーニングを希望して入会してくださった選手の皆様と保護者様のお陰であると強く感じます。
思い返すと、5年間という期間はとても長いようであっという間でした。
BIGを立ち上げたものの、会社員として働きながら週末は選手として活動していたこともあり、なかなか思ったようなスクール活動ができず、最初は本当に少人数でスタートしました。
当時はGK専門スクール自体が珍しく、なかなか認知もされない中で色々と工夫をし、少しずつスクール生も増え、多くの選手と関わることができましたことを大変嬉しく思います。
ここ数年でGK専門スクールも増えてきたように思いますし、GKコーチとして活動されている方もよくお見かけすることも増えました。
普段GKのトレーニングを受ける機会が無い、少ない選手達にとって、喜ばしいことだと思う一方で、危機感が増しているというのも素直な感想です。
それは、「自チームで充分なトレーニングを受けることができていない」ということも示唆しているからです。
ドイツ人指導者の方とお話する機会があり、「チームのトレーニングや試合の後にスクールに来るなんて信じられない」という趣旨の指摘を受けたのが約4年前です。
その時は「そうでもしないとGKのトレーニングを受けられない選手が多いのだから仕方ない。ここは日本で、ドイツとはまだまだかけ離れている」くらいの気持ちでいました。
ですが、やはり選手達には負担がかかっているのではと思う部分もありますし、トレーニングのしすぎ、もっと他の競技や、勉強、習い事、家族との時間、休息が必要なのではと思う気持ちが強くなりました。
サッカーが、GKが大好きで、少しでも上手くなりたいと思ってスクールに来てくれる選手達。
その想いに応える方法はスクールがベストではないと思っています。
この2年間はコロナ禍ということもあり、色々な環境の変化があったものの、トレーニング自体は皆様のご理解の元でしっかりと取り組むことができ、5年間で約150名の選手達とトレーニングを積んで来ました。
(この数が多いか少ないか置いておきます)
色々な選手と関わり、少しずつ経験を積んでいく中でやはり「自チームで指導を受けられる環境を目指すべき」という結論に至っています。
全てのGKが専門的な指導を受けることができる環境を目指して
BIGの理念に変化はありません。
5年前も今もその想いは変わるどころかますます強くなる一方です。
全てのチームにGKコーチがいることは理想ですが、なかなか難しい。
スクールからコーチを派遣する、チームが費用を負担するのも厳しい部分もあるでしょう。
基本的にはチームの負担は求めず、BIGが指導者に対して費用を支払うスキームを確立したいと思っています。
資金源泉は、様々な方法で調達できればという甘い考えもありますが、それも全て未来の選手、子供達のためです。
自チームで当たり前のようにGKのトレーニングを受けることができようになり、スクールはプラスαでどうしても必要な場合に参加する、という流れの方が望ましいと考えています。
では早速今月から始めましょう、と言って始められるものではないのですが、今後の目標として、5周年を迎えての決意表明とさせていただきます。
最後になりますが、これまでBIGに関わってくださった全ての方々に改めて強く御礼申し上げます。少しずつ日常を取り戻したようでまだまだ制限の多い部分はございます。
皆様が明るく前向きに過ごせる日々であることをお祈り申し上げます。
課題も多く、至らぬ点もまだまだございますが、選手の皆様のご成長、ご活躍を第一に、BIGは6年目も邁進して参りますので、引き続きご支援、ご声援をお願い申し上げます。
BIG代表 白川敏史